田沢湖放牧日記

田沢湖自然ファーム 放牧豚の挑戦

熊がいかに知的な生き物かを思い知らされる毎日です

以前のブログにも書きましたが、ここブナ森はとても熊が多いところです。なんたってブナの実は熊の大好物、名前からしてヤバさ満点な場所なのですが、そのブナの実が一昨年は大豊作だったらしく、おかげで去年は熊の出産ラッシュだったそうな。そりゃ出ますわな。
出るだけならまだいいのですが、問題なのは豚のエサを食い荒らすこと。その執念たるや凄まじく、我々もあの手この手で防止をしているのですが、完全に人間様を斜め上から見下すような狡猾さ。あまりのヤラレっぷりにエサやり担当の方が言っておりました。
「オレより賢い!」。

すでに補強してますが、この倉庫の扉、上の部分がガラスになっています。
そして、扉の部分をよじ登り、ガラスを割って中に入ろうとした形跡が。ということは、ガラスは割れるということを解っているのか?

古い倉庫なので、僅かな隙間から侵入して見事に食い散らかしていきます。熊は肩が無いので、デカイ図体のわりには頭が通る隙間があれば通り抜けれるんだとか。

なので、現在はこちらのコンテナにエサを移して、バックホーのバケットで扉を押さえているのですが、なんと、扉の下の僅かな隙間に手を突っ込んでこじ開け、中のエサを取ろうとした形跡があります。ほんと、どんだけ腹へってんの?
ですので、写真のように扉の前に鉄柵とパレットをワイヤーで縛って、その上からバックホーのバケットで押さえるようにしたところ、さすがに熊も手が出ないようです。
ここまでさせるかね君たち。

さらに極めつけはこちら。

この牧草ロール、熊に引っ掻かれてこんなズタボロになってるのですが、なんとこの牧草ロールを坂の上から転がして、放牧豚の柵を壊そうとしたらしいのです。幸い柵は無事だったのですが、あまりの賢さに戦慄をおぼえます。

本来、熊は臆病な生き物です。なので、いまのところ、我々人間が作業をしているときに「こんにちは」することはありません。しかし、熊は非常に学習能力の高い生き物です。人為的な食べ物に慣れてしまうと、熊は執着、常習化し、やがて危険な熊へと変貌してしまうといいます。ですので、まずは絶対にエサを食べさせないことが重要です。
現在、電気柵を設置しましたので、豚の柵への被害はなくなりましたが、我々と熊との根比べはもう少し続きそうです。

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